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タグ:斑入りの葉 ( 1 ) タグの人気記事

植物は
じっとそこに動かないまま
草食性の生き物から
自分の身を守らなければならない。

その防衛戦略は多様で
硬くてつるつるした葉を持つ、トゲや毛を持つなどの物理的戦略
毒を持つ、ゴムのような樹液を分泌するなどの化学的戦略
それから・・傷つきやすい大切な新葉を守るためのいろんな工夫・・

なかには
もう食べるとこなんかありませんよ~と言わんばかりの穴だらけの葉
しおれちゃってます~のふりをするオジギソウ
・・などなど、オリジナリティにあふれる植物も。

ちなみに・・
新葉を出す際の工夫は、こ~んなにいろいろ。      
          ↓
・昆虫が少ない時期を選ぶ
・草食動物に食べられても葉が残るよう、一度にたくさん。
・草食動物の大群を引き付けてしまう事がないように定期的に少しずつ。
・すべての葉を落として草食動物たちを遠ざけておいてから、すばやく新葉を出す。
・赤や白の新葉(葉緑素を持たないことで草食動物の目を逃れている)

とまあ
動けない植物の 生き残るための知恵には
ほんとに、びっくり、脱帽ですね~。


6月19日配信のBBC-Earth News に
「The plant that pretends to be ill」のタイトルで
植物の防衛戦略に関するおもしろい記事を見つけたので
ご紹介させてくださいな(*^-^*)

-----

( 原文 )

a0119258_22201015.jpg

ハモグリガにダメージを受けた葉(左)と、そのふりをした葉 (右)BBC Earth Newsより転載


A plant that pretends to be ill has been found
growing in the rainforests of Ecuador.


The plants feigns sickness to stop it being attacked by insect pests
known as mining moths, which would otherwise eat its healthy leaves.
It is the first known example of a plant that mimics being ill,
and could also explain a common pattern
seen on plant leaves known as variegation.
The discovery is published in the journal Evolutionary Ecology.
Variegation is familiar to gardeners and affects many species of plant.
Variegated plants have different coloured patterns on the leaf surface,
produced by a variety of causes.
One of the most common is when cells in the leaf lose chlorophyll
and their ability to photosynthesise, appearing white.
In theory, plants with variegated leaves should be at a disadvantage,
because of this restricted ability to photosynthesise.
But a chance discovery by a team of botanists suggests
this may not be true after all.
Instead, some variegated plants may be mimicking illness
to avoid being eaten, putting themselves at an advantage.
Sigrid Liede-Schumann and colleagues Ulf Soltau and Stefan Dotterl
of the University of Bayreuth in Germany were studying understory plants
in the forest of southern Ecuador,
when they noticed that the plain green leaves of a plant
known as Caladium steudneriifolium were far more frequently damaged
by mining moths than those of variegated leaves of the same species nearby.



( 和訳 )

エクアドルの熱帯雨林で病気のふりをする植物が見つかった

この植物は、葉を食べる ”ハモグリガ” という害虫から身を守るために、
病気のふりをする。

病気の葉に擬態する植物の実例が見つかったのは初めてであり、
斑入り植物に見られる模様についても説明できるかもしれない。
この発見は、the journal Evolutionary Ecology誌に発表された。

斑入りの葉は多くの種で見られ、園芸家にはよく知られている。
いろいろな色模様の斑入りの植物があり、その原因は多様であるが、
最もよく知られているのは、葉の細胞が葉緑素を失い白く見えるもので、
白い部分は光合成能力も失われている。

斑入り植物は光合成能力が低下しているため生育も悪くなり、
理論的には不利であると考えられる。

しかし、植物学者チームの偶然の発見から、
ある種の斑入り植物は食害を防ぐために病気の擬態をすることで、
むしろ、優位に立っているであろうことがわかった。

バイロイト大学(ドイツ)のシグリッド・リード・シューマンらは、
南エクアドルの森の林床に生育する植物の研究をしていた時に、
カラジウムの1種(サトイモ科 学名:Caladium steudneriifolium)で、
斑入りの葉に比べて全体が緑色の葉の方が
ハモグリガの幼虫による食害が顕著であることに気が付いた。


( つづく )
                            訳責 :かほ(*^-^*)






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by hearty-nature | 2009-06-27 22:24 | 自然・環境・エコ関連トピック