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6月19日配信のBBC-Earth News
「The plant that pretends to be ill」の和訳、つづきです。


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( 原文 )

Mining moths lay larvae into the leaves,
and the caterpillars then munch through the leaf surface,
leaving a white trail of damage behind.
"The similarity of the variegation patterns
with the criss-cross munching traces of the larvae
led to the idea that maybe they deter the mining moth
from laying its eggs," says Liede-Schumann.
To test the idea, the researchers used white correction fluid
to mimic the appearance of variegation on hundreds of healthy leaves.
After three months, they then counted the number of leaves
affected by the mining moth caterpillars,
comparing green leaves, variegated leaves and
those painted white to appear variegated.



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ハモグリガの幼虫の食害痕 BBC Earth Newsより転載


"The results were the same," says Liede-Schumann.
"Visibly variegated leaves were significantly less frequently
damaged by mining moth larvae than plain green ones."
While moths infested almost 8% of green leaves,
they infested 1.6% of variegated ones
and just 0.4% of those painted to look like they were variegated.
"I was quite surprised," says Liede-Schumann.
She believes that the plant essentially fakes being ill,
producing variegated leaves that mimic those
that have already been damaged by mining moth larvae.
That deters the moths from laying any further larvae on the leaves,
as the insects assume the previous caterpillars have already eaten
most of the leaves' nutrients.
"The fact that there are both plain green and variegated leaves
in the population indicates to me that both are useful
in the long-term success of the species," says Liede-Schumann.
The reduction in a variegated leaf's ability to photosynthesise
is likely to be more than offset by the benefits of not being eaten,
the researchers believe,
suggesting that variegation survives in wild plants
because it confers a selective advantage.



( 和訳 )

ハモグリガの幼虫は、葉の組織内に潜入し、表皮を残して内側の葉肉を食べながら進むので、
食害の痕が白い線になって残る。

「白い斑の模様と、ハモグリガの幼虫の食害痕がとてもよく似ているので、
 ハモグリガの産卵を防ぐための擬態なのではないかと考えました。」
と、リード・シューマン氏は語る。

この仮説を確かめるため、白い修正液を用いて、
何百枚もの健康な緑色の葉に斑の模様を描いた。

それから3ヵ月後、緑の葉、斑入りの葉、修正液で模様を描いた葉で、
ハモグリガの幼虫に食害されたものを数えた。


(写真) ハモグリガ幼虫の食害痕

「結果は同じでした。」と、リード・シューマン氏は語る。
「斑入りの葉は、緑の葉に比べてハモグリガの食害は随分少なかったんです。」

ハモグリガの害を受けた割合は、緑の葉で8%、斑入りの葉で1.6%、
白い模様を描いた葉では0.4%だった。

「本当にびっくりしました。」
リード・シューマン氏は、斑入りの葉は、
すでにハモグリガの幼虫の食害を受けているように見せかけるための擬態であると確信した。
この擬態により、昆虫は、その葉の栄養はほとんど食べつくされたものとみなし、
そこに産卵することはしない。


「同種の植物の集団内に
 緑の葉の個体と斑入りの葉を持つ個体の両方が存在していることから、
 種としての長期にわたる生き残りには、両者とも有用であると考えられます。」
と、リード・シューマン氏は語る。

選択的優位性を持つ斑入りの植物が野生でも生き残れることから、
斑入りの葉の光合成能力低下による不利益は、
食べられないで済むことで十分に相殺されるものと考えられる。


                            訳責 :かほ(*^-^*)


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大切な何かをなくしてしまうことで
別の何かいいことが転がり込んでくるかもしれない

何かを手に入れるために
大切な何かを切り捨てないとならないかもしれない

利益を取ることと不利益を避けること・・
そのバランスが鍵

自然界では
すべての命がつながりあって
その緻密な計算が
当たり前のように繰り広げられ
それはそれは絶妙に釣り合いを保ってる

自分のことだけ見つめてたら
そのバランスをうまくとることは
とても難しく思える・・



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by hearty-nature | 2009-07-05 09:47 | 自然・環境・エコ関連トピック