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スマトラ : 違法伐採が人とトラの命を奪う(1) ~ WWF Environmental News 2009-2-25

WWF(世界自然保護基金)エンヴァイロメント・ニュース
2009年2月25日の記事から
"Illegal clearing behind human and tiger deaths in Sumatra"
の和訳、1回目です。

( 原文 )

Jakarta, Indonesia – In the wake of the deaths of six people
from tiger attacks in Sumatra’s Jambi Province in less than a month,
conservationists are calling for an urgent crackdown
on the clearing of natural forest in the province
as a matter of public safety.

Tigers killed three illegal loggers over the weekend in Jambi,
according to government officials.
Three people were killed earlier in the same central Sumatran province.
Three juvenile tigers were killed by villagers this month
in neighbouring Riau Province,
apparently after straying into a village in search of food.
And in an unrelated incident, two Riau farmers were hospitalized
after being attacked by a tiger last weekend.

“As people encroach into tiger habitat, it’s creating a crisis situation
and further threatening this critically endangered sub-species,”
said Ian Kosasih, director of WWF’s Forest Program.
“In light of these killings, officials have got to make public safety
a top concern and put a stop to illegal clearance of forests in Sumatra.”

There is rampant clearing of forests by individuals and corporations
in the region for palm oil plantations and pulpwood plantations.
This forest loss is one of the leading drivers of human-tiger conflict
in the region.
About 12 million hectares of Sumatran forest has been cleared
in the past 22 years, a loss of nearly 50 percent islandwide.
The incidents in Riau occurred in the Kerumutan forest block,
a site where many forest fires have been set in the last two months,
as well as the location of many plantation developments threatening tiger forests.

     * crackdown 〔違法行為に対する〕取り締まり
       encroach  侵入する、侵害する


( 和訳 )

インドネシア・ジャカルタ ― スマトラ島ジャンビ州で
スマトラトラの襲撃による事故が相次ぎ、ここ一ヶ月で死者は6名にのぼった。
住民の安全のために、自然林の違法伐採への取締りの強化を早急に行うことを求める声が上がっている。

政府当局によると、スマトラ島の中心部にあるジャンビ州で、
先週末に3人の違法伐採者がトラの襲撃により死亡、
それ以前にも3名の死亡が報告されている。
また、隣接するリアウ州では、
今月になって、えさを求めて村に入り込んだトラの子3頭が住民に殺されるということがあり、先週末にはトラの襲撃により農夫が2名負傷、入院治療中である。

WWF(世界自然保護基金)の森林プログラム責任者イアン・コサシ氏は次のように語った。
「トラの生息地を人が侵害することが、このように重大な事態を招いた。
また、近絶滅亜種であるスマトラトラが、ますます絶滅の危機に瀕することになる。
インドネシア政府は、今回のトラによる死亡事故を踏まえて住民の安全を最優先課題とし、
スマトラの違法伐採の取締りを強化すべきだ。」

この地域では、ヤシ油を採るためのアブラヤシのプランテーション、
紙パルプの原料になるアカシアのプランテーションのために、
度重なる大規模な森林伐採が行われてきた。
このような森林の減少が人とトラとの衝突を引き起こす大きな要因のひとつである。
スマトラの森林伐採は過去22年間で1200万ヘクタールに及び、
島全体のおよそ50%に当たる森林が消失したことになる。
リアウでの事件が起きたケルムタン森林保護区は、
この2ヶ月に何度も森林火災が起きており、
またプランテーションの拡大のためにトラの生息地である森林が激減している場所である。

( つづく )


                               訳責 :かほ(*^-^*)



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by hearty-nature | 2009-02-28 00:26 | 自然・環境・エコ関連トピック